宣言 Privateステートメント

※より実装に近く表示させる為、コードの改行を避けています。スマホ等で閲覧される際は向きを変えてご覧ください。

※実装するバージョンによってはバージョンアップの仕様により動作しないコードもあります。実装には動作確認の上ご使用下さい。


'プライベート変数を宣言し、メモリ領域を割り当てます。モジュール レベルで使用します。
'
'構文
'
'Private [WithEvents] varname[([subscripts])] [As [New] type] [,[WithEvents] varname[([subscripts])] [As [New] type]] . . .
'
'Private ステートメントの構文は、次の指定項目から構成されます。
'
'指定項目
'WithEvents
'varname
'subscripts
'
'
'New
'type
'
'解説
'
'プライベート (Private) 変数は、宣言されたモジュール内でのみ参照できます。
'
'変数のデータ型の宣言には、Private ステートメントを使います。次の例では、変数を整数型 (Integer) で宣言しています

Private NumberOfEmployees As Integer

Private ステートメントは、変数のオブジェクトの種類の宣言にも使います。次の例では、ワークシートの新しいインスタンスを表す変数を宣言しています。

Private X As New Worksheet

'オブジェクト変数を宣言するときにキーワード New を指定しない場合は、オブジェクトを参照する変数を使用する前に、Set ステートメントを使用して変数に既存のオブジェクトを代入する必要があります。オブジェクト変数にオブジェクトが代入されるまで、その変数には Nothing という特殊な値が設定されます。Nothing は、その変数がオブジェクトの特定のインスタンスを参照していないことを示します。
'
'データ型やオブジェクトの種類の指定がなく、さらにモジュール内で Deftype ステートメントが記述されていない場合、変数のデータ型は既定のバリアント型 (Variant) になります。
'
'Private ステートメントで空のかっこを指定すると、動的配列を宣言できます。宣言した動的配列の次元と要素の数をプロシージャ内で定義するには、ReDim ステートメントを使います。ただし、Private ステートメント、Public ステートメント、または Dim ステートメントで明示的にサイズを指定した配列変数の次元を再び宣言しようとすると、エラーが発生します。
'
'変数の初期化時に、数値変数は 0 に、可変長文字列は長さ 0 の文字列 ("") に初期化されて、固定長文字列は 0 で埋められます。また、バリアント型の変数は Empty 値に初期化されます。ユーザー定義型変数の各要素は、個別の変数として初期化されます。
'
'メモ プロシージャ内で Private ステートメントを使用する場合は、通常、Private ステートメントをプロシージャの最初に記述します。
'
'Private ステートメントの使用例
'
'次の例では、Private ステートメントをモジュール レベルで使って、変数をプライベートとして宣言しています。このような変数は、宣言を行っているモジュール内でのみ使用可能となります。

Private Number As Integer    ' 整数型の変数をプライベートにします。
Private NameArray(1 To 5) As String
                            ' 配列変数をプライベートにします。
' 1 行で複数の変数を宣言します。
' 2 つのバリアント型変数と 1 つの整数型変数がすべてプライベートになります。
Private MyVar, YourVar, ThisVar As Integer

 

2000年01月01日|[VBサンプルコード]:[宣言]