情報関連 Property_Getステートメントプロパティの値を取得
※より実装に近く表示させる為、コードの改行を避けています。スマホ等で閲覧される際は向きを変えてご覧ください。
※実装するバージョンによってはバージョンアップの仕様により動作しないコードもあります。実装には動作確認の上ご使用下さい。
'Property プロシージャの名前、引数、および Property プロシージャの本体を構成するコードを宣言します。Property プロシージャを使ってプロパティの値を取得します。 ' '構文 ' '[Public | Private | Friend] [Static] Property Get name [(arglist)] [As type] '[Statements] '[name = expression] '[Exit Property] '[Statements] '[name = expression] 'Property Get ステートメントの構文は、次の指定項目から構成されます。 ' '指定項目 'Public 'Private 'Friend 'Static 'name 'arglist 'Type ' ' 'Statements 'expression ' '引数 arglist は、次の形式で指定します。 ' '[Optional] [ByVal | ByRef] [ParamArray] varname[( )] [As type] [= defaultvalue] ' '指定項目 'Optional 'ByVal 'ByRef 'ParamArray 'varname 'type 'defaultvalue ' '解説 ' 'キーワード Public、Private、または Friend を指定しない場合、Property プロシージャは、既定のパブリック プロシージャになります。キーワード Static を指定しない場合、ローカル変数の値は、Property プロシージャの実行が終了すると破棄されます。キーワード Friend は、クラス モジュール内でのみ使えます。ただし、Friend を指定したプロシージャは、プロジェクト内のすべてのモジュールのプロシージャから呼び出せます。Friend を指定したプロシージャは、親クラスのタイプ ライブラリには書き込まれません。また、実行時バインディングは行えません。 ' '実行可能なコードは、すべてプロシージャ内に記述する必要があります。また、Property Get プロシージャをほかの Property プロシージャ、Sub プロシージャ、Function プロシージャの中で定義することはできません。 ' 'Exit Property ステートメントは、Property Get プロシージャを直ちに終了させます。プログラムの実行は、その Property Get プロシージャを呼び出したステートメントの次のステートメントから続行されます。Exit Property ステートメントは、Property Get プロシージャ内の任意の場所に、必要に応じていくつでも記述できます。 ' 'Sub プロシージャおよび Property Let プロシージャと同様に、Property Get プロシージャは、引数を受け取り、一連のステートメントを実行して、引数の値を変更できる独立したプロシージャです。ただし、Sub プロシージャまたは Property Let プロシージャとは異なり、Property Get プロシージャは、プロパティの値を返す必要がある場合、Function プロシージャやプロパティ名と同じように式の右辺に記述できます。 ' 'Property Get ステートメントの使用例() ' '次の例では、Property Get ステートメントを使って、プロパティの値を取得するための Property プロシージャを定義します。このプロパティは、現在のペンの色を文字列で示します。 Dim CurrentColor As Integer Const BLACK = 0, RED = 1, GREEN = 2, BLUE = 3 ' 現在のペンの色を示す文字列を返します。 Property Get PenColor() As String Select Case CurrentColor Case RED PenColor = "Red" Case GREEN PenColor = "Green" Case BLUE PenColor = "Blue" End Select End Property ' 次のコードでは、Property Get プロシージャを呼び出して、 ' ペンの色を取得しています。 ColorName = PenColor |